Complete text -- "スポーツクラブアクトスよりお知らせ"

21 March

スポーツクラブアクトスよりお知らせ

★管理栄養士 吉岡より【備えて安心!備蓄食品】

管理栄養士のレスキュー吉岡@被災者です。
東日本大震災から1年が経ち、先日の3月11日には皆様も防災の備えに思いを巡らせたことと思います。
地震発生時、私はアクトス盛岡店勤務中。沿岸の地域に比べると被害は小さなものでしたが、あの時、そんな市街地でさえどういう状況になったのか。
そんなことを振り返りながら災害時の食料備蓄のポイントをご紹介します。


○地震発生当日

地震発生からわずか数分足らずで、電気、ガスが止まりました。電気が止まると町では何が起こると思いますか?まず、道では信号が消えます。信号が消えると道は大渋滞です。こうなってから慌てて食料調達に出かけるのでは一苦労。たいていのお店がすぐに営業を休止します。なんとか買い物ができたのはコンビニですが、レジが動きません。店員さんは電卓で手計算・・・。レジには長蛇の列ができ、食料や乾電池から売り切れて、すぐに営業終了してしまいます。
地区によっては水道も止まります。なので、もし何も食料を備蓄していないと、地震があったすぐその瞬間か水にも食事にも不自由してしまうのです!

○地震発生翌日

一部のスーパーでは、できる範囲での売り出しがありました。人づてに売り出しの噂を聞きつけた人たちで、早朝の6時ころから店の前にはまたしても長蛇の列。カップラーメン、パン、缶詰、ミネラルウォーター、乾電池(特に単一、単三)、カセットコンロとガスは一人○個まで、の購入制限があっても、数時間経たないうちに売り切れてしまい、あっという間に販売終了です。しばらくの間、これらの商品はまったく手に入らなくなりました。

○地震発生から2日目〜

この日の売り出しではハムなど日持ちする一部の加工品や野菜しか売っていません。段々と周りの状況も理解でき始めるころです。私も含め、皆おそらくこのあたりからこの先しばらく何も手に入らなくなるという不安を抱いたと思います。「今ある食材をどう節約しながら食事をするか」、考える力も必要になります。
今回、盛岡市内では、電気やガスが復旧するのに約3日、生鮮食品が買えるようになるまでには5〜6日がかかりました。震源地に近い地域はもっと長い期間の苦労を強いられることになります。

○知ってると安心!食品備蓄のポイント

1.食料は最低3日分の用意を!1週間分の蓄えがあれば安心。でも、ただ買って置いておくだけではまだまだ準備不足!
同居家族は何人?そのうちお年寄りは何人?子供は何人?家族構成を考えて量をそろえ、それをどう使って食べていくか、簡単な献立まで紙に書いておくとベストです。また、お父さんしかわからない、お母さんしかわからない、ことのないよう、家族みんなが知っていることも大切です。家から出て外に避難することも考え、持ち出す準備もしておきましょう。

例)1日目
朝:乾パン、サラミソーセージ、インスタントスープ
昼:カップラーメン、缶詰
夕:レトルトごはん、レトルト牛丼の具
子供のおやつ:チョコレート○個まで

2日目…
※糖質源(乾パン、レトルトごはんなど)、タンパク質+脂質源(加工肉、缶詰など)をセットで献立を組みます。生鮮食品が手に入らない分、ビタミンやミネラルの補給はサプリメントを上手に活用しましょう。


2.飲料水、生活用水を合わせて1人につき、6?×3日分の用意を!
人間が1日に必要な摂取水分は約2〜2.5?。ペットボトルのミネラルウォーターは、賞味期限が2年近くあり保存に便利です。直射日光を避けて保存しておきましょう。食器洗いで水を使わなくて済む工夫に、紙皿や割り箸を用意したり、汚れを拭くウェットティッシュ、お皿に巻くサランラップなども準備するとよいでしょう。


3.備蓄品は定期的に入れ替えを!
備蓄食品の保存期間の長さに安心して、いざという時には期限切れ…を避けるため、定期的に使って入れ替えをしましょう。年に1〜2日、家庭で防災の日を決めて、その日に備蓄食品を半分使って、その分補充、というような入れ替えサイクルを作っていくのがオススメです。


もしもの時のために、備えあれば憂いなし!ですね。



☆アクトス栄養士のブログでは美味しい情報が満載!
 ↓
http://s.ameblo.jp/axtos-eiyou/

12:44:59 | axlog | |
Comments
コメントがありません
Add Comments
:

:

トラックバック
DISALLOWED (TrackBack)