Complete text -- "スポーツクラブアクトスよりお知らせ"

23 June

スポーツクラブアクトスよりお知らせ

■運動と健康の豆知識♪
【熱中症の予防と環境について】

前回は、水分補給とパフォーマンスの関係をお伝えしました。
いよいよ熱中症に気をつける季節、予防とまわりの環境の関係をみていきましょう。

熱中症予防の温度指標は、「暑さ指数」とも呼ばれるWBGT (湿球黒球温度)です。
これは暑さ寒さに関係する湿度、輻射熱、気温を取り入れた指標です。
ただし、それを測るには専門の装置が必要です。

一般家庭なら、熱中症ガイドラインを利用するのに、普通の気温を基にした「乾球温度(通常の温度計)」の指標もあります。
乾球温度の判断では、湿度が高いときに1つ上のランクをあてはめます。
日本体育協会が発表している、熱中症予防のための運動指針は・・・

35℃以上、運動は原則中止、皮膚温より気温の方が高くなり、特別の場合以外は運動は中止する
31〜35℃、厳重警戒(激しい運動は中止)
28〜31℃、警戒(積極的に休養)
24〜28℃、注意(積極的に水分補給が必要)
24℃まで、ほぼ安全(適宜水分補給をする)

野外の運動やレジャーのときにも、気をつけてください!


特に注意が必要な方は・・・

・幼児、高齢者など体力が弱い
・太り気味
・体調不良
・暑さになれていない
・風邪など発熱している
・怪我や故障がある
・暑熱障害になったことがある
・体の不調をガマンしてしまいやすい
・糖尿病、高血圧等の疾患がある


スポーツによる熱中症の予防法

1.環境条件を把握し、それに応じた運動、水分補給
2.暑さに徐々に馴らす
3.服装に気をつける(通気性がよく、汗が乾きやすいもの)
4.個人それぞれの体調、体力、年齢などの条件を考慮する
5.具合が悪くなったら、早めに運動を中止して、必要な手当をする


健康づくりのための運動が事故を招かないように、
夏を乗り切るためにも十分ご注意ください〜



参考資料:日本体育協会(1994) 熱中症予防のための運動指針

15:31:40 | axlog | |
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