23 June

スポーツクラブアクトスよりお知らせ

■栄養士の栄養雑学♪

血液をサラサラにする食品！「オサカナスキヤネ」と覚えてください♪

今回は「ヤ：野菜」がテーマです！

□野菜の血液サラサラ効果

ビタミンやミネラル、食物繊維など様々な栄養素を含む野菜。
ある実験では、野菜ジュースを血液のサンプルに混ぜたり、実際に食事に摂り入れると、血小板の凝集を防ぐなどの血液サラサラ効果が見られたそうです！

以下は、野菜の抗血栓度「血液サラサラ度」を点数化したものです。1日の目標は500点。お料理の参考にどうぞ！（各100ｇあたり）

500点：ほうれん草、パセリ、にんにく
200点：にら、春菊、トマト、にんじん、長ネギ、かぶ、かいわれ大根
100点：玉ねぎ、ピーマン、セロリ、さやえんどう、ブロッコリー、サラダ菜
50点：もやし、大根、アスパラガス、チンゲン菜、レタス、キュウリ、カリフラワー
20点：なす、白菜

□野菜のいろんな成分で、血液サラサラ効果

・食物繊維･･･血中のコレステロールを減らす

食物繊維には､水溶性と不溶性の２種類があり、特に水溶性食物繊維は、コレステロールの吸収を抑制、血中のコレステロールが減り、動脈硬化を予防することになります。

・ポリフェノール、B-カロテン･･･抗酸化作用をもち動脈硬化を予防する

LDLコレステロールは、活性酸素によって酸化され、酸化LDLになると動脈硬化を引き起こします。ポリフェノールは、酸化LDLを出来にくくする抗酸化作用が非常に高いことが分かっています。
緑黄色野菜に多く含まれ、体内でビタミンＡに変わるβ-カロチンも、ポリフェノールと同様に抗酸化作用があり、LDLコレステロールの酸化を防いでくれます。

・ビタミンＣ･･･コラーゲンの生成に関わる

ビタミンＣは、体の組織を作ったり、若々しく保つためのコラーゲン生成に欠かせない栄養素。弾力のあるしなやかな血管と、血液の流れをスムーズにすることに役立ちます。


野菜も他の食品と同様、一種類の野菜だけでは効果を測ることはできません。いろいろな種類の野菜を食べるようにしましょう。

また、成分が水に流れ出てしまわないように、調理のとき、水で洗いすぎない、長時間、水につけすぎないのがポイント。溶け出すことを見越してスープなど汁ごと食べる料理も一案です。

野菜料理なら、サラダにする方も多いと思いますが、温野菜にすると、生よりも消化吸収が良くなり、かさが減ってたくさん食べられるようになります。


野菜を上手に摂って、血液サラサラ効果を実感しましょう！