Complete text -- "スポーツクラブアクトスよりお知らせ"

22 December

スポーツクラブアクトスよりお知らせ

★メリークリスマスを、あなたに・・・

一足お先に、メリークリスマス!管理栄養士のサンタ吉岡フライドチキンです。
クリスマスは、大好きなチキンに、美味しいワインとケーキ!

「イメージ」は過去の体験から来るものです。「クリスマスは美味しい食事と楽しいパーティー」というイメージは、これまでの私のクリスマスの思い出なのでしょう。私はクリスマスとクリスマスの料理が大好きです。

実は、人が食べ物を好きになる、あるいは嫌いになるとき、味に加えて「イメージ」と、「思い出」が大きく関係しています。
今は食べられるけれど、小さい時は嫌いだった物が、食べられるようになったきっかけはありませんでしたか?楽しい出来事から、嫌いだった物が好きになるのは子供によくあることです。
皆さんには、思い出に残る食卓がありますか〜?


アメリカやヨーロッパでは、風邪をひいたりすると、お母さんやおばあちゃんがチキンスープをつくってくれるそうです。これも思い出の食ですね。
チキンスープが体を温めるように、文章で読む人の心を癒したいという願いのこもった「こころのチキンスープ 」(CHICKEN SOUP for the SOUL)という本があります。

今回は心にも栄養素♪どうぞ召し上がれ〜


『理想の兄』

これは僕の友だち、ポールの話である。
ある年のクリスマスイブのこと、ポールは兄さんからクリスマスに新車をプレゼントしてもらった。
ポールがオフィスから出てくると、街でよく見かける少年が、そのピカピカの新車のまわりを歩き回っていた。
よほどその車が気に入ったらしく、ポールに話しかけてきた。

「この車、おじさんのかい?」
「ああ、兄貴からのクリスマスプレゼントさ」と、うなずきながらポールは答えた。
少年はそれを聞いてひどく驚いた様子だった。
「えっ?おじさんの兄さんがくれたって? おじさんは全然お金を払わなくてよかったの? うわあっ、すごいな! ぼく…」
と、少年は何かを言いかけたが、そのまま口をつぐんでしまった。
少年は、「ぼくにも、こんな兄さんがいたらなあ」と言いたかったのだろう、とポールは思った。

ところが、少年の口から出た言葉にポールは耳を疑った。
「ぼくね、おじさんの兄さんみたいになりたいなって思ったんだ」

ポールは、まじまじと少年の顔を見つめていたが、自分でも思いがけない言葉が口をついて出ていた。
「この車に乗ってみるかい?」
「本当? ウン」

車を走らせてまもなく、少年の目はキラキラと輝き始めた。
「おじさん、ぼくの家の前まで乗せてくれる?」
ポールは思わずニヤッとした。
きっとこんな大きな車で帰ってくるところを近所の人たちに見せて、自慢したいんだなと思った。
しかし、その憶測はまたもやはずれた。

「あそこに階段がついている家が見えるだろう? そこでちょっと待っててくれる?」
少年は車を降り、駆け足で家に入っていった。
しばらくすると家の中から、ゆっくりとした足音が聞こえてきた。
少年が身体の不自由な弟を背負って出てきたのだった。
弟を階段の一番下に座らせ、車がよく見えるように弟の身体を支えた。

「ほらバディー、見てごらん。さっき言ったとおり、すごい車だろ。
そこにいるおじさんの兄さんがクリスマスプレゼントにくれたんだって。
それも、まるっきりタダでくれたんだって。
お前も、待ってなよ。
兄ちゃんが、いつかきっとあんな車をお前に買ってやるからね。
そしたら、いつも話してるクリスマスのきれいな飾りを、その車に乗って見に行こうね」

それを聞いたポールは何も言わずに車を降りると、少年の弟を抱き上げ、新車の助手席に座らせた。
目をキラキラ輝かせた少年もその横に乗り込むと、三人はドライブに出かけた。
本当にすばらしいクリスマスのドライブだった。

このクリスマスの日ポールは聖書のみことばをしみじみ感じたのである。

「受けるよりは与えるほうが幸いである」




みなさんのクリスマスが、素敵なものとなりますように…

アクトス栄養士のブログではオススメのクリスマスレシピを公開中

http://ameblo.jp/axtos-eiyou/

12:17:24 | axlog | |
Comments
コメントがありません
Add Comments
:

:

トラックバック
DISALLOWED (TrackBack)